鹿児島県大隅半島の南方沖より約60kmに位置する屋久島。周囲約132km、面積約503km²で日本では5番目に大きい島です。島の中央には九州最高峰の宮之浦岳をはじめ、1,800mを超す山々が連なり、すばらしい山岳美は「洋上アルプス」と称されるほどです。太古より独自の生態系を形成してきた屋久島は、標高差と黒潮の影響で、亜熱帯植物から高山植物まで約1,500種、日本の植物種の実に7割以上が1つの島に存在し、数多くの固有種が存在します。1993年12月には、白神山地とともに世界自然遺産に登録され、屋久杉自生林や宮之浦岳を含む、島の約20%にも及ぶ10,747haの森林が登録地域となりました。大自然の環境を活かしたアクティビティが盛んで、樹齢3,000年を超える屋久杉の原生林などをトレッキングしたり、カヤック、ウミガメの産卵見学など、エコツアーも充実しています。